福岡県西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「ネブライザー療法」です。
ネブライザー療法は咳や鼻汁が出る子におこなわれる治療法です。
薬液を細かい霧状にして、口や鼻から吸入する治療をネブライザー療法といいます。
霧状(エアロゾル)にした薬液が鼻腔、副鼻腔、のど、気管、気管支や肺胞までとどきます。
なので、鼻炎、上部気道炎、喘息、気管支肺炎などの治療に効果があります!
ヒトでもおこなわれている治療法です!
長所:
①即効性がある
②基礎疾患(たとえば、糖尿病や腎不全など)があっても治療可能
③抗菌薬を安全に投与できる
④慢性呼吸器疾患にも有効
短所:
動物は自分で霧状にした薬液を吸ってくれないので、密閉した部屋(下の写真)にお薬を充満させて、その中に入ってもらいます。
時間は20〜25分くらいです。
密閉した部屋だから恐いかもしれないけど・・・少しの時間だから、我慢してね☆