福岡市西区/糸島市のかじ動物クリニックです。

今回のテーマは免疫介在性血小板減少症(IMT)です。

血小板とは血液中の細胞で血を止める役割をしています。

免疫介在性血小板減少症とは自分で自分自身の血小板を破壊して、血が止まらない病気です。

症状は皮膚に紫斑(内出血が起きて紫色:青アザ)、点状出血が認められたり、その他、鼻出血や血尿などもあります。

紫斑

写真はお腹に認められた紫斑です。

治療は免疫抑制療法が必要になります。

治療に反応するまで3~10日かかり、死亡率は約30%といわれおり、恐い病気です!

治療は3~6ヶ月以上継続する必要がありますが、一度血小板数が正常にもどれば予後はかなり良好です!!!

IMTの原因の多くは不明なので、再発の危険性はあります。。。

なので、休薬しても定期検診が必要になります。

IMTは急に発症するので、心当たりのない青アザを見つけたときは獣医さんに相談しましょう。

日頃からお腹を触りながら、皮膚チェックしましょうね☆