福岡県西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「子宮蓄膿症」です。
子宮蓄膿症とは子宮の中に細菌が増殖し膿が貯まる病気です。
なので、避妊手術をしていないメス♀に起こります。
症状は多飲多尿、食欲不振、嘔吐や下痢などさまざまで、陰部から膿が出ているとすぐにわかりますが、膿が出ないケースもあります(閉鎖性子宮蓄膿症)。
しかし、腹部エコー検査により子宮内に濁った液体を確認することでわかります!
ただし、子宮の大きさと症状は関連しないので、子宮が小さいからといって油断できません!!!
治療は基本的に手術で卵巣子宮全摘出術が必要になります。
子宮蓄膿症は合併症がとても多い病気なので、緊急疾患と考えています!
特に閉塞性子宮蓄膿症は致命的な状態になることがあるので、たとえ元気そうにみえても治療が遅れてはいけません!!!
早期発見は「いつもと違う」と気づくことがポイントです!
日頃からよく見てあげてくださいね☆