狂犬病の予防注射と登録
《生涯1回の飼い犬登録》 と 《毎年1回の狂犬病予防注射(ワクチン)の接種》が必要です。
皆さんは犬を飼育すると、様々な「義務」が生じることを知っていますか?
簡単に犬を飼うといっても、守らなければいけないことや、やっておかなければいざというときに飼い主の立場が不利になってしまうことがあるのです。
わたしたち犬の飼い主は、「狂犬病予防法」という国の定めた法律によって、
《生涯1回の飼い犬登録》 と 《毎年1回の狂犬病予防注射(ワクチン)の接種》を義務付けられています。
つまり、犬を飼ったら、「私、こういう犬を飼っています」という届け出(お住まいの自治体へ)をすることと、「毎年1回、必ず狂犬病ワクチンを打ちましょう」ということです。
狂犬病は怖い病気です
どうして予防注射を受けないぐらいで罰則まであるのでしょうか?
それは、狂犬病がとても恐ろしい病気だからです!
・発症した場合はほとんど確実に死に至り、確立した治療法はない
・脳神経や全身の筋肉が麻痺を起こし、昏睡期に至り、呼吸障害によって死亡する
・毎年世界中で約5万人の死者を出している
人でも犬でも感染・発症してしまえば致死率ほぼ100%。
ですが日本ではそんな怖い病気だという認識があまりありません。
それもそのはず。
日本では1956年以降に国内感染による死亡例が無いんです。
これは世界的には珍しいことで、日本が狂犬病予防の先進国であることの表れでもあります。
市町村で登録を行いましょう!
畜犬登録とは、お住まいの各市町村に提出する「犬を飼っています」という届出のことです。
生後3ヶ月以上経った子犬に届出が義務づけられており、基本的には家に迎えて30日以内に提出しないといけません。
狂犬病予防注射及び狂犬病予防注射済票交付手続き
狂犬病予防注射は毎年1回受けることが義務付けられています。
接種後、狂犬病予防注射済票の交付を受けてください。
鑑札や注射済票の装着が義務付けられており、迷子札にもなります。