福岡市西区・糸島市:かじ動物クリニックです。

今回のテーマは若年性蜂窩織炎(犬)」です。

若年性蜂窩織炎は別名:若年性膿皮症とも呼ばれています。他にも若年性蜂巣炎、若年性フレグモーネ、仔犬の腺疫などといわれています。

名前の通り、若齢で発症し、典型的は3週齢から4ヶ月齢の子犬にみられます。

残念ですが、原因はわかっていません。

症状は急激な顔の腫脹が起き、特に鼻口部、口唇、眼瞼に認められます。

かわいい子犬の顔に・・・

他には下顎リンパ節の腫脹や耳の浮腫を伴う化膿性外耳炎があります。

50%の症例で発熱、食欲不振、関節痛などもあります。

治療は抗菌剤では改善することがほとんどなく、ステロイドが必要になります。

予後は良好ですが、重症例では湿疹の跡が残ることがあります。

子犬で急に顔に湿疹が出来たときは、早めに動物病院に連れていきましょう☆