福岡市西区・糸島市:かじ動物クリニックです。

今回のテーマは鼻腔内異物です。

鼻腔内異物とは、鼻の中に異物が入り、のちに鼻炎を起こします。

鼻の中に異物が入り込むルートとして2つに分類されます。

1つは鼻の穴(外鼻孔)から異物を吸い込んでしまうものと、もう1つは嘔吐や咳き込んだあとに食べたものが鼻の奥(鼻咽頭内)に入り込んでしまうものです。

体重5.3kgのチワワちゃんが「草を食べて、むせてから鼻がつまったような感じで呼吸が苦しそう」ということで来院しました。

レントゲン検査では明らかな異常は認められなかったですが、

むせてから急に鼻づまりの症状が出ているので、飼い主さんと相談した結果、

鼻の内視鏡検査をおこないました。

鼻の奥から覗いた内視鏡検査画像です。

やっぱり草が鼻の中に入っていました(矢印)。

鼻から取り出した草です。

今回は飼い主さんが散歩中にちゃんと観察していたことがポイントですね!

スマホを見ながら散歩するのではなく、散歩中もワンちゃんと一緒に楽しみながら、よく観察してくださいね☆