糸島市・福岡市西区:かじ動物クリニックです。
今回のテーマは前回の続きで「ジョイントマット:胃内異物摘出」です。
動物はときに信じられないものを食べてしまいます。
生後2ヶ月齢、体重が800gのトイ・プードル君がジョイントマットを食べてしまって、吐いて、食欲がなくなっていました。
レントゲン検査、超音波検査により胃内にあることが確認されました。
そこで内視鏡下にて摘出を選択しました。
0.8kgの大きさでも内視鏡スコープは入ります!!!
ただ、胃はまだ小さいので内視鏡操作が難しいのです。。。
内視鏡下胃内異物の摘出にはいろいろな鉗子がありますが、
小さいジョイントマットは滑りやすく掴むことが難しいです。
そこで、W字型把持鉗子を使ってみると、しっかり掴むことができ、容易に摘出することができました!
W字型把持鉗子はコインやボタン電池などの平らな異物の摘出に使いますが、前端の爪が短くてW字形状となっています。
異物の大きさや材質によって、摘出方法が変わります。
もし、異物を飲み込んでしまったときは、どのくらいの大きさなのか、どのような材質なのかを教えてもらえると助かります!
ジョイントマットは誤飲が多いので、気をつけてくださいね☆
ワンちゃんも猫さんも食べてしまいますが、なぜでしょう・・・?