福岡市西区/糸島市のかじ動物クリニックです。

今回のテーマは誤飲スーパーボール(犬)」です。

動物はときに信じられないものを食べてしまいます。

スーパーボールといえば、夏祭りの出店のスーパーボールすくいを思い出します。

すくって取れたときは体も心も飛び跳ねますよね!

しかし、スーパーボールを飲み込んでしまうと危険で、腸閉塞を起こすこともあります。

なので、飲み込んでしまったときは、動物病院に相談しましょう。

約3cmのスーパーボールで遊んでいて、飲み込んでしまったイタリアン・グレーハウンドくんが来院しました。

催吐処置をしましたが、スーパーボールを吐き出すことができず、内視鏡下摘出を実施しました。

バスケット型把持鉗子を用いて摘出しました。

胃内のスーパーボールを掴んでいる内視鏡画像です。

摘出したスーパーボールです。

実はスーパーボールやビー玉のような球形の異物は、内視鏡下での摘出するときに転がったり、滑ったりするので難しいのです!!

こういうときは、ちょっとコツがありますが、バスケット型把持鉗子が役に立ちます!

バスケット型把持鉗子の写真です。

しかし、注意点としてバスケット型把持鉗子は3.5cmまでしか開きませんので、3.5cm以上の球形のものはつかめません。。。

したがって、異物をたべてしまったときは、どのくらいの大きさなのか、またどのような形か、などを教えてください!

もし、食べたものと同じモノがあれば、持ってきてください!

摘出の仕方のヒントになりますので、持ってきてもらうと助かります☆