福岡市西区・糸島市:かじ動物クリニックです。
今回のテーマは「魚の骨:咽頭異物(猫)」
あやまって飲み込んだものが喉にひっかかってしまう状態を咽頭異物と言います。
ヒトの咽頭異物は、特に日本では魚の骨が圧倒的に多いといわれています。
僕も魚の骨が喉に引っかかったことがあります(^0^;)
漁港の町の野良猫さんは、漁師さんから余った魚をもらって生活しています。そんな野良猫さん達は魚の骨が刺さって苦しむことがあるのでしょうか?たいていはうまく吐き出して過ごせると思います。
しかし、猫でも極まれに魚の骨がひっかかることがあるんです!
6歳齢のマンチカンが2日前に魚を食べてから、喉にひっかかった感じで、食べても吐き、また元気もないということで来院しました。
レントゲン検査をしてみると
喉に骨が確認されました。
全身麻酔下で確認したところ、
無事に摘出して、出血などもなく退院できました。
この魚の骨はクロダイでした!
鯛の骨のような大きくて硬い魚の骨は、猫でも喉にひっかかることがあるので、あげない方が良さそうですね!