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2018.09.12
凍結外科
福岡県西区/糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「凍結外科」です。
凍結外科とは、瞬間凍結して細胞を破壊し、標的とする小さな腫瘤(できもの:イボなど)を自然脱落させて、小さくさせる方法です。
この方法は安全でかつ短時間でおこなうことができて、麻酔の必要性がないため、心臓の弱い子や高齢の動物も適応する事が出来ます!
17歳のトイ・プードルで足の裏にできものができ、そこから汁が出て本人が気にして舐めているということで来院しました。
全身麻酔をかけることができませんでしたので、凍結外科をおこないました。
治療前(矢印のところ)
3回凍結外科をおこない、治療後はできものが消失しました!
当院では手軽に凍結外科ができるように開発された医療機器のクリオアルファを用いておこなっています。
平均的な治療回数は、3回くらいになります。
ただし、大きな腫瘤(できもの)や発生部位によってはできません。
まずは、治療対象かどうかの判断が必要になりますので、お気軽にご相談ください!
2018.08.03
輸血
福岡県西区/糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「輸血」です。
犬や猫の動物においても輸血はおこなわれます。
大量出血、貧血、血液凝固異常(血が止まらない病気)などの病気に必要になります。
輸血は病気を根本的に治すわけではありませんが、
生命の危機にさらされる状況ですので、輸血はとても必要な治療法です。
ただし、ヒトの医療と大きな違いは、日本では動物の血液バンクが存在しないことです!
したがって、輸血をおこなう場合はその動物病院自身で血液を確保しなければならないのです。
幸い、当院では協力していただける大型犬やブリーダーさんがいらっしゃいますのでとても助かっています!!!
でも、ご協力いただける大型犬(供血犬)がもっと増えるととても心強いです!!!
輸血で救える命がありますので、是非ご協力をお願いします☆
協力したい方は当院スタッフに声をおかけてください。
ちなみに小型犬は身体が小さいので、供血犬には、なれませんが、
「動物の血液バンクがないこと」を多くの人に伝えることが協力の一つとなりますm(_ _)m
よろしくお願いします☆
2018.06.12
特発性てんかん
福岡県西区/糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「特発性てんかん」です。
特発性てんかんとは原因不明で発作が起きる疾患です。
犬で最も多くみられる発作の原因です。
特発性てんかんは神経学的検査、血液検査やMRI検査をしても異常がみとめられません。
加えて、発作が起きていないときは普通に生活しています。
なので、発作を起こして、初めてわかる疾患です。
犬では発生率は約1%といわれており、とても多いのです。
(猫は少ないと考えられています。)
通常、発作は数秒から2分以内で落ち着きます。
発作はさまざまな発作症状がありますので、何分起きたのか?どのような発作だったのか?がとても重要な情報となります。
できれば、携帯電話でもいいので動画(ビデオ)を撮影してもらうと助かります!!!
発作のときの注意点は動物の口の近くに自分の手を近づけないことです!!!
本人は意識がないので、咬んだら離しません!
特発性てんかんはコントロールがうまくできれば、寿命は健康な子と変わりません。
飼い主さんの観察が診断や治療方針のカギになります。
発作の頻度や様子を日記につけるといいと思います!!
2018.05.12
子宮蓄膿症(犬)
福岡県西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「子宮蓄膿症」です。
子宮蓄膿症とは子宮の中に細菌が増殖し膿が貯まる病気です。
なので、避妊手術をしていないメス♀に起こります。
症状は多飲多尿、食欲不振、嘔吐や下痢などさまざまで、陰部から膿が出ているとすぐにわかりますが、膿が出ないケースもあります(閉鎖性子宮蓄膿症)。
しかし、腹部エコー検査により子宮内に濁った液体を確認することでわかります!
ただし、子宮の大きさと症状は関連しないので、子宮が小さいからといって油断できません!!!
治療は基本的に手術で卵巣子宮全摘出術が必要になります。
子宮蓄膿症は合併症がとても多い病気なので、緊急疾患と考えています!
特に閉塞性子宮蓄膿症は致命的な状態になることがあるので、たとえ元気そうにみえても治療が遅れてはいけません!!!
早期発見は「いつもと違う」と気づくことがポイントです!
日頃からよく見てあげてくださいね☆
2018.04.06
でべそ(臍ヘルニア)
福岡市西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「でべそ(臍ヘルニア)」です。
でべそとはおへそが飛び出した状態で、臍(さい)ヘルニアと言います。
おへその下の筋肉が完全に閉じてない状態です。
腹壁にあいた穴からお腹の中の臓器が脱出して戻らなくなることを嵌頓(かんとん)ヘルニアと言います。
特に腸管が飛び出して嵌頓ヘルニアになると腸閉塞になるので、命に関わる恐い病態です。
超音波検査により確認できます!
この場合は緊急手術が必要です!!!
でべそが急に大きくなったり、痛がったりしたときは病院へ。
「おへそ」もたまには観察してくださいね☆
2018.03.03
唾液瘤(唾液腺嚢胞)
福岡県西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「唾液瘤(唾液腺嚢胞)」です。
唾液瘤とは唾液腺やその導管が傷害を受け、唾液が漏れて周囲組織へ貯留したものです。
ほとんどが痛みはなく、波動性があります(ポヨポヨしています)。
*写真は頚部唾液瘤です。
原因が唾液腺やその導管の傷害による唾液の漏れなので、針で抜いても再発しやすいです。
なので、唾液腺摘出手術が必要になることが多いです。
でも、唾液腺を摘出して大丈夫?
唾液腺は数多くありますので、いくつ切除しても全く唾液分泌には影響がありませんので、安心してくだい!!!
放っておくと、どんどん大きくなり、手術しても治りが悪くなるので、早めの治療をおすすめします!
2018.02.02
肛門周囲腺腫(犬)
福岡県西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「肛門周囲腺腫(犬)」です。
犬の肛門にできる腫瘍で肛門周囲腺腫があります。
この腫瘍は良性です。
しかし、良性であっても大きくなります!!!
こんなに大きくなることもあります!
うんちをした後にお尻を拭くときに、ちゃんと見てあげましょう☆
ちなみに男性ホルモンにより成長しますので、
高齢犬、去勢していない♂が最もハイリスクなんです!!!
2017.12.11
犬の気管虚脱
福岡県西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「犬の気管虚脱」です。
気管虚脱とは気管軟骨が弱くなって、気管が潰れてしまう病気です。
症状は治りにくい咳(難治性の咳)が起こり、重症になると「ガーガー」とアヒルが鳴いているような咳にもなります。
さらに重症化すると呼吸困難になるケースもあります!
ヨークシャーテリア、ポメラニアン、チワワなどの小型犬に多くみられますが、あらゆる犬種で発生します。
高温多湿や低温乾燥が咳を誘発しますので、注意してください。
肥満は気管虚脱の原因の一つともいわれており、減量することで症状が落ち着くこともあります。
日頃からあまり太らせないようにしましょう☆
欲しがるからといって、あげすぎないように!!!
2017.11.13
眼の下の腫れ(根尖周囲病巣)
2017.10.10
超音波(エコー)検査
福岡市西区・糸島市のかじ動物クリニックです。
今回のテーマは「超音波(エコー)検査」です。
9月末に新しい超音波診断装置がきました!!!
HITACHI社製のARIETTA850です!
超音波検査の利点は
① 痛みがない
② 多方向からの臓器を観察でき、動きもわかる
③ 検査結果がすぐわかる
超音波検査は動物の日常診療において必要不可欠な画像診断検査となっています。特に最近は超音波診断装置のデジタル化に伴う高解像度化が進んでいるため、病気の診断率が上がっています。
できるだけ早く病気を発見することと、正確に診断することが重要だと思っています!!!
だから、検査中はお願いだから暴れないでね☆