ノミダニ予防
かゆいだけではありません!
愛犬・愛猫の健康に、重大な問題をひきおこす恐れがあります…。
ノミアレルギーによる激しいかゆみで精神的ストレスを与えるノミの被害。
子犬や子猫の場合、大量に寄生されると貧血をおこす危険性もあります。
実際に「ノミ」が引き起こす病気
猫カリシウイルス感染症
ノミによる深刻な病害。吸血により、その唾液成分が体内に入ることで、アレルギー反応が起こり、激しいかゆみや湿疹、脱毛などを伴う皮膚炎を示すようになります。
一度この状態になると、その後はわずからノミの寄生でも皮膚炎に悩まされます。
瓜実条虫(サナダムシ)
体長50cm以上になることもあるサナダムシ。
ノミの幼虫が条虫の卵を食べ、その体内で発育します。成虫になったノミを犬や猫がグルーミングなどで食べてしまうことにより小腸に寄生し、下痢や嘔吐の原因に。
瓜の実に似た片節が、糞便や肛門の周辺に付着します。
猫ひっかき病
バルトネラ ヘンセレという菌によって起こる病気で、感染猫から他の猫へノミが媒介します。
猫には症状が出ませんが、感染した猫に人間が引っかかれたり、かまれたりすると、リンパ節が腫れて発熱や頭痛をおこすことがあります。
マダニの被害も、貧血や皮膚炎などにとどまりません。犬バベシア症などの恐ろしい病気をうつすこともあります。
国内でもSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスによる死亡者が出ています。2016年に副おあっ圏内で、ヒトのSFTS感染者の報告が出ました。
国内でもSFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスによる死亡者が出ています。
2016年に福岡県内で、ヒトのSFTS感染者の報告がでました。SFTS以外にも、マダニは日本紅斑熱、ライム病などの感染の原因になるので、人も犬も健康に暮らすためには、マダニ予防はとても大切です。
実際に「マダニ」が引き起こす病気
犬バベシア症
バベシア原虫が赤血球に寄生、破壊することによる貧血、発熱、食欲不振や黄疸などが見られ、死に至ることもある恐ろしい病気です。治療を行ってもバベシア原虫が体内から完全に消失することはありません。
猫ヘモバルトネラ症
猫の赤血球表面に寄生するヘモバルトネラというリケッチアが原因となり、貧血、発熱、元気消失などの症状がみられます。咬傷の他、マダニやノミが媒介する感染症です。
ライム病
マダニからペットや人にも感染。犬では、主に神経症状、発熱、食欲不振などの症状が、人では感染初期に遊走性紅斑、その後皮膚症状、神経症状、関節炎などの症状がみられるようになります。
その他の病気
マダニが原因の病気にはその他に炎症性肉芽腫、犬ヘパトゾーン症などがあります。
大切な愛犬・愛猫を「ノミ」「マダニ」の被害から守るためにも、しっかり予防をしましょう。
当院では、他にも各種予防接種を取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。